未経験でトラックドライバーを始めようとする際に不安になることの一つに「事故」があると思います。トラックの事故は、交通事故の中でもその車体の大きさから重大事故となる可能性もあり、一般的にもマイナスのイメージがあると思います。そこで今回はトラックドライバーの事故の実態を知るために、2023年の全国トラック協会の資料に基づき、トラックドライバーに関する事故や死亡事故の傾向と具体的なデータを以下にまとめました。
■トラックの重大事故にかかる統計データ(全国トラック協会)
https://jta.or.jp/member/anzen/jiko_toukei_data.html
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目次
トラックドライバーの事故の実態
1. 事故件数の傾向
2023年のトラックドライバーによる死亡事故は199件で、前年の169件から増加しました。2022年までは減少傾向にありましたが、7年ぶりに再び増加したことが確認されています。これは、営業用トラックの総数が1,325,229台(2023年12月末時点)であり、1万台あたりの死亡事故件数が1.50件となっていることからも分かります。この数値は、「トラック事業における総合安全プラン2020」の目標値である1.5件をわずかに超えていて、運送業界全体で改善に取り組んでいく必要を示唆しています。
2. 事故の発生地別データ
2023年の発生地別死亡事故件数をみると、東京都が19件で最も多く、次いで大阪府17件、埼玉県15件、愛知県14件、神奈川県10件と続いています。これらの地域は、特に都市部で交通量が多いため、事故のリスクが高いと考えられます。茨城県は6件と京都府と並んで全国で12番目に死亡事故が多い地域となっています。
3. 車籍別の事故件数
車籍別では、大阪府が最も多く23件、次いで埼玉県17件、福岡県10件、北海道10件となっています。車籍地以外の他県で発生した事故が全体の49.7%を占めており、特に大阪府、埼玉県、千葉県、岡山県、そして茨城県も、他県での事故が多い傾向にあります。
4. 道路区分別の事故件数
一般道路(高速道路等以外)での事故が全体の79.9%を占めており、高速道路等での事故は20.1%です。一般道路での事故は増加傾向にあり、高速道路等での事故は2020年から増加しています。
5. 車両区分別の事故件数
大型トラックによる事故が全体の59.8%を占めており、中型トラックが37.2%、普通トラックが3.0%です。大型トラックによる死亡事故件数は、2014年以降、2023年に増加傾向にあります。
6. 事故の種類と発生状況
2023年の事故のうち、「車両相互」が46.5%で最多、「人対車両」が39.9%、「車両単独」が13.6%です。特に、追突事故や出会い頭の衝突が多く報告されています。また、横断中の歩行者との事故が顕著で、歩行者保護の重要性が示されています。
7. 時間帯別の事故件数
深夜・早朝(22~6時)の時間帯に発生する事故が全体の約4~5割を占めており、特に2~4時、12~14時の事故が多い傾向にあります。これは、疲労や注意力の低下が原因と考えられます。
対策と改善の取り組み
トラックドライバーの事故を減少させるためには、以下のような対策が必要です。
- 運転者の教育と訓練: 定期的な安全運転講習やシミュレーターを用いた訓練を実施し、運転技術の向上と危険認知力の強化を図ります。
- 勤務時間の管理: 過労運転を防ぐため、労働時間の厳格な管理と適切な休憩の確保が求められます。
- 車両のメンテナンス: 定期的な車両点検とメンテナンスを行い、車両の安全性を確保します。
- 技術の導入: 衝突被害軽減ブレーキ(AEBS)や車線逸脱警報装置(LDWS)などの先進安全装備を導入し、事故の予防に努めます。
まとめ
トラックドライバーによる事故は、依然として交通安全上の大きな課題で、2023年度は全体的に増加傾向にありました。これは昨今の過剰な物流需要も影響していると考えられます。しかし一方で、適切な対策と教育により、事故の減少は可能というデータも出ています。そのため協会や運送会社各社が一体となり、引き続き安全運転の啓発と技術の導入を推進し、安心・安全な物流を実現していくことが重要です。
生熊運送の安全対策
生熊運送では「交通安全」への取り組みにおいて、ドライブレコーダー、バックモニターはもちろん、「衝突防止補助システム(MOBILEYE:モービルアイ)」を装着しています。車両のフロントガラスに取り付けたカメラが前方車両・歩行者・オートバイ・車線を検知し、衝突の危険が迫るとアイコン表示とビープ音による警報を発して、交通事故を防ぎます。

また昨年、日本初のカメラ機能拡張ユニット『iBOX』(elpis株式会社製)を導入し安全対策を強化しています。詳しくは以下のブログをご覧ください。
生熊運送の代表からのメッセージ
「真面目にコツコツ」が当社の強み
当社は創業58年、従業員110名、車両85台、主に茨城県内で食品輸送を行っています。主な取引先は県内の大手スーパー、景気の変化に左右されにくいため、震災・コロナ禍も安定した成長を実現し、今後も業務量の拡大を見込んでいます。
当社の特徴は「社員の挨拶と身だしなみ」「丁寧な社員教育」「車両のキレイさ」など。「真面目にコツコツ」とやってきたことが、取引先、消費者、そして従業員にも支持されてきたと感じております。

社員のため、運送業界のため
運送業界は、世の中の血流です。特に当社の様な食品輸送は365日、当たり前の日常のために、人知れず動き続けないとなりません。一般的には大変な仕事かと思われるかもしれませんが、それが私のそして社員の「縁の下の力持ち」としてのプライドにもなっております。
そのため、当社は今後も「真面目にコツコツ」を大切にし、社員が安心し、プライドを持って働ける環境、そして当たり前に「ありがとう」と言われる様な運送業界の変革にも寄与していきたいと考えています。
そのために当社は、今までも社員の賃金UPのために「幅広い商品に対応した冷蔵コンテナ製造」による効率的な輸送実現、「ドラレコ・モービルアイ(車間警報装置)・バックモニター」による安全面の向上など業界に先駆けた設備投資、従業員が長く安心して働ける様に「団体長期障害所得補償・業務災害総合保険」に加入、「大型連休制度・レンタカー割引」など福利厚生の充実にも積極的に取り組んできました。

県内を代表する企業へ!
そして今後は倉庫業への進出も念頭に更なる拡大を目指し、土浦地区、ゆくゆくは茨城県を代表する企業に成長したいと考えています。最後に当社の一番の売りは、社員の仲の良さ、いつも笑いが絶えない社風です。是非、一度お越し下さい!
生熊運送株式会社 代表取締役 生熊 一志
生熊運送には、こんな人が来て欲しい!
当社は運送業界の中では「ハイブリッド型の会社」かと思っています。ハイブリッド型とは何なのかと申しますと、いわゆるThe運送会社の様な、トラック好き、運転好きな方もいれば、普通の会社の様に生活のため、家族との時間のために働いている方もたくさんいます。
スタッフのタイプも千差万別、自分の仕事が終わったら、パッと帰宅といった仕事とプライベートをきっちり分けている方がいる一方、同僚との会話を楽しんだり、飲みに行ったり、休日も釣りやゴルフを一緒に楽しんでいる方もいます。
この様に生熊運送としては、会社のルールさえ守ってもらえれば、働き方、同僚との接し方などはそれぞれの自由で良いという社風です。だから多くの人にとって居心地の良い空間があり、結果、生熊運送の定着率の高さにつながっていると考えています!是非、ちょっとでも興味があれば一度お越し頂ければと思います。そして面接でアナタの希望や想いを教えて下さい!

生熊運送はトラックドライバーを絶賛募集中!
最後に生熊運送の魅力を簡単にお伝えさせて頂きます。以下の様な様々なメリットを提供しており、特に未経験からトラックドライバーを目指す方にとって魅力的な職場環境が整っています。
資格支援制度
大型免許などの資格取得を支援し、キャリアアップを全面的にバックアップします。
良好な労働環境
適切な休息時間の確保や健康管理に配慮した労働環境を提供し、ドライバーの健康を第一に考えます。
女性ドライバー活躍中
性別を問わず、多くの女性ドライバーが活躍しており、女性にも働きやすい環境があります。
高収入を目指せる給与体系:
経験や能力に応じた適正な給与体系で、頑張りが収入に直結します。
若い方~中高年の採用実績
幅広い年齢層の採用に積極的で、若い方はもちろん、中高年でも新しいキャリアを築けるチャンスがあります。
生熊運送では未経験でも安心してスタートできる懇切丁寧な教育・研修を用意
生熊運送の売りは優しい先輩の丁寧な教育・研修です。未経験の方には最低でも2週間、その方の習熟度に合わせ最長1か月の研修を行っています。
初めての4tトラックで不安になる方も多いと思いますが、先輩が慣れるまでトコトン同乗指導、荷物の運び方など細かなルールまで丁寧にお教えします。
直近5年間に入社した70%は未経験からのスタート、みんな徐々に慣れて一人前になっています。そして先輩から後輩へ、懇切丁寧な「教育の文化」は脈々と受け継がれているのが当社の特徴です。

生熊運送は「給与・休日」を「選択」できるから自分らしく働ける
生熊運送は社員が働き易い環境作りを積極的に行っています。例えば、ガッチリ稼ぎたい方には「週6日勤務の月6日休み」、完全週休2日制でプライベートを充実させたい方には「週5日勤務の月9日休み」の勤務形態を用意しています。さらに月毎に変更もできるため、普段はガッチリ働き、子供の夏休み中は休みを多く取るといったスタイルもOKです!
また「ロングバケーション制度(大型連休取得制度)」もあり、毎年の様に14日間の休みを取得し、帰省や登山、海外旅行など余暇を存分に楽しんでいる社員がいます。さらに当社は「残業」もほとんどありません。そもそも無理な業務量にならない様に調整しておりますので、日々の生活もオンオフのメリハリを付けて、無理なく、自分らしく働けます!

多彩で充実した福利厚生制度
生熊運送では、社員が長く安心して働いて欲しいという想いから、手厚い保険制度や退職金制度はもちろん、様々な福利厚生制度を取り入れています。
■万が一の病気・ケガでも手厚くサポートする保険に加入
・業務災害総合保険/ハイパー任意労災(がん等医療費用補償特約/AIG損保ハイパーメディカル&プラス)
・団体長期障害所得補償制度(GLTD)
■キャリアップ支援
・資格取得支援制度(大型免許は会社負担で取得可能)
・2007年6月2日以降に中型免許を取得の場合10万円支給
■割引購入制度
・安全靴代の半額を会社負担(アシックス・ミズノなど年間2足まで)
・通勤用マイカーのタイヤ割引購入
■旅行・レジャー系
・ロングバケーション制度(大型連休取得制度)※14日間の取得実績あり
・鹿島アントラーズの試合観戦無料(年間シート2席あり)
・提携リゾートホテル利用
・レンタカー社員割引(アルファード)
■その他
・誕生日(某スーパー商品券)、お歳暮、お中元のプレゼント
・遠方者家賃補助

生熊運送では、未経験からでも安心してスタートできるサポート体制と、長期的に働ける環境が整っています。興味がある方は是非、気軽にお問合せいただければと思います!

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